2014年01月30日
あすけ聞きフェス in 足助病院 が開催されます。
"聞き書き" という言葉をご存じですか?
香嵐渓シンポジウムにご出席いただいたこともある、NPO法人共存の森ネットワークの澁澤寿一さんは次のようにおっしゃっています。
『聞き書きとは、話し手の話した喋り言葉だけで作品が構成させれています。
しかし実際は、話し手と聞き手の会話から作られていくものです。
ですから、話し手と聞き手の人間関係、信頼関係が作品に現れてくるものだと思います。
自然の生長量の中で、持続的に暮らしていた石油に依存する生活になる以前の暮らし。
その暮らしの知恵を聞き、伝えていくというのが聞き書きの意義です。
聞き書きが在るか無いかで集落の実体像は違って見えます。
歴史を埋めてきたのは人々の感情。謙虚で真摯に生きてきた人々です。この地域で生きてきた人々が、どういう思いを持っているか。農作業や自然をどう利用したか。どういう人と助け合って生きてきたか。民俗調査では埋めきれない行間部分が、この地域には、こういう思いの人が暮らしているという証です。』
(足助の聞き書き第1集に寄せられた言葉より、抜粋しました。)
2014年2月9日(日)、午後1時30分より、足助病院南棟の講義室にて、"あすけ聞きフェス"が開催されます。
内容は足助における聞き書きの活動紹介、第4集の紹介、懇談会などです。
今後リリースされる最新情報や前年(2013年)のフェスの様子は、
こちらからご覧ください。
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