2014年08月21日

認知症の予防と地域ケア




第5回 香嵐渓シンポジウムが平成26年10月18日(土)に足助病院講義室にて開催されます。
今年のテーマは、「中山間地域における認知症の予防と地域ケア」です。

以下は、シンポジウムを主催する健康ネットワーク研究会の会長で、足助病院 院長の早川富博氏からのレターです。



高齢社会の先進地区である三河中山間地域における研究会として、これまで地域が主役となるテーマを主体にシンポジウムを開催してきました。

平成23年に 「地域力を考える」 ~十年後の地域を想像する
平成24年に 「高齢者の生活と健康」 ~食・運動・心のよりどころ
平成25年は 「健康は地域でつくる」 ~地域包括ケアネットワークを考える

と題して地域づくりと健康づくりをテーマに取り組んできました。

今年は、高齢社会で避けて通れない「認知症」をテーマにしました。「認知症」の予防とケアには、まず「認知症」という病気の理解が必要です。それに基づき予防とケアが続きます。
認知症の予防とケアは、地域包括ケアシステムもしくはネットワーク作りに直結します。
地域包括ケアシステム構築には5つの構成要素があり、住まいと住まい方、生活支援、保健・予防、医療・看護、介護・リハビリテーションです。また、その方法の中に、自助、互助、共助、公助という考え方が打ち出されています。
超高齢化社会に入る2025年には共助、公助が大きく衰退し、住民自ら自助、互助でネットワーク(システム)を支えなければならなくなるでしょう。
これらを見据えて、本シンポジウムでは、認知症高齢者研究所の羽田野先生に よる「認知症とは」 という基調講演を拝聴し、続いて棟地区において実施させていただいた 「認知症に関するアンケート結果」 を報告し、その後、地域の診療所の古橋医師、豊田市行政西山担当課長、社協基幹包括支援センターの松村所長を交えて、地理的なハンデを持つ中山間地域における認知症の予防とそのケアについて意見を出し合い、建設的な地域包括ケアシステム構築という階段を上り始める端緒にしたいと考えています。
皆様よりご意見をたくさん頂戴したいと考えていますので、多くの方々の参加をお願いします。





(上の写真は昨年のシンポジウム会場にて撮影したものです。)




















  


Posted by yamazato_sentiments  at 21:07Comments(0)*香嵐渓シンポジウム

2014年08月21日

第21回意見交換会が開催されました。






昨夜、三河中山間地域で安心して暮し続けるための健康ネットワーク研究会の定期意見交換会が足助病院南棟の講義室にて行われました。
内容は下記のとおりです。



1.第5回香嵐渓シンポジウム(10/18土)について
テーマ 「中山間地域における認知症予防と地域ケア」

2.第5回研究会総会開催について
開催日 10月15日(水) 19:30~20:30
※「特定非営利法人 地域の未来・支援センター」への加入(団体賛助会員)について

3.いきいき生活支援事業・サロンの活動報告

4.「新ヘルスケア産業フォーラム 予防・健康増進部会」とのコラボ研究活動
・熱中症計のモニター実施(日本気象協会)
・高齢者の安心生活のための地域見守りと予兆管理(国土交通省補助事業申請)

5.その他 意見・情報交換




◎第5回香嵐渓シンポジウムについて。
冒頭、認知症高齢者研究所の代表理事 羽田野政治氏が「認知症を理解する」というテーマで基調講演をされます。
次に、足助病院院長の早川富博氏より認知症についてのアンケート結果の報告がなされたのち、「豊田市における認知症ケアと北部中山間地域の課題」というテーマでシンポジウムが行われます。
シンポジストとして、羽田野政治氏と古橋クリニック院長 古橋義人氏、豊田市市民福祉部地域福祉課担当長 西山日登美氏、豊田市基幹包括支援センター 所長 松村健一氏 (司会/ 早川富博氏)が出席される予定です。
開催日時は平成26年10月18日午後1時30分~3時40分、開催場所は足助病院南棟講義室です。
関心のある方はぜひご参加ください。

◎会員が対象となる本研究会の総会は、本年はシンポジウムとは別の日に行います。
議題は下記のとおりです。

①活動(事業)報告及び収支報告
②役員の選任
③活動(事業)計画及び収支計画
・研究会の法人化について
・特定非営利法人 地域の未来・支援センターに賛助会員として加入することについて


◎いきいき生活支援事業・サロンの活動について。
ロコモティブシンドローム予防体操倶楽部、脳いきいきサロン、整膚施術サロン、院長サロン、配食・送迎事業の報告が担当の方よりなされました。

◎新ヘルスケア産業フォーラムとのコラボ研究活動について。
今回は人とICTによる高齢者の見守りについて、和歌山県すさみ町での導入事例を紹介したビデオ等を用いて説明がなされ、意見交換が行われました。
豊田市の近隣では恵那市で人感センサーを用いた高齢者の見守り事業が行われているそうです。

◎その他 意見交換
研究会とワーカーさんの連携を強化すること(=社協、開業医さんとの連携強化)について要望がありました。














  


Posted by yamazato_sentiments  at 12:23Comments(0)*定期意見交換会